大江戸徒然日記

大都会でありながら、未だに人情ある東京の下町生活をお伝えする江戸っ子若女将の日記です。

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ふたたびの奈良への度々の旅

さて、またも奈良へと足を運んだ女将ではございますが、当日の天候は残念ながら雨模様。

そぼ降ると言うに相応しいしとしと雨の中、こんな時は、と向かいましたのが奈良公園内の奈良国立博物館でございます。
以前にもご紹介させて頂きましたが、こちらの博物館は仏像の所蔵では全国随一。
仏教美術、仏教芸術専門の国立博物館は全国で唯一でございますので、女将のように惚れた仏像にお目にかかろうと通われる方も少なくございません。

とは申しましても、この奈良国立博物館で何よりも先ずご覧頂きたいのは、国の重要文化財に指定されている初期洋風建築で、現存する最古の博物館として名高い本館の建物そのものでございます。
生憎の雨天でしたので、過日撮影した映像でご紹介させていただきますと
          奈良国立博物館
  裏手はこちら本館裏手

こちらは明治27年に赤坂の迎賓館の他、日本の三国立博物館(東京、京都、奈良)などを手がけた片山東熊(かたやま とうくま)氏の手によるもの。
片山氏は工部大学校(後の東京大学工学部)の一期生で、同期には日本銀行本店や東京駅を設計された辰野金吾(たつの きんご)氏もおられ、どちらも建築界の巨人でございます。

女将の大好きな唐招提寺の金堂はもうすぐ平成の大修理を終えますが、明治期の修理の際にその責任者であった関野貞(せきの ただし)氏や湯島聖堂や築地本願寺を設計された伊東忠太(いとう ちゅうた)氏など多くの建築巨人の大先輩にあたる片山氏。

東宮御所建築の折には、明治天皇に完成を報告申し上げたところ「贅沢すぎる」とのお言葉にショックを受け病気になってしまったという逸話の持ち主でもございます。

この日は半日、こちらで過ごさせていただきました。

仏教芸術の所蔵もさる事ながら、女将が気に入っておりますのは本館南に常設されている坂本五郎氏がコレクションを寄贈した300点以上に及ぶ「青銅器」。
鼎や盤、罍を眺めては、楚の荘王や周公旦に思いを馳せてトリップしております。

饕餮文(とうてつもん)に見入り、居並ぶ爵を一つ欲しいなぁと指を銜えて眺め、豆(とう)に料理を盛って花見がしたい,などと言っているおかしな女がおりましたら、それは間違いなく女将でございましょう。
古代中国史にご興味の方にはおススメのスポットでございますよ。

また、上記の本館と新館をつなぐ地下通路にはカフェとミュージアムショップがございます。
こちらは有難い事に入館せずとも利用することが出来ます。

広々としたミュージアムショップは書籍や図録の品揃えも豊富ですが、奈良の特産品の他に正倉院柄のスカーフやハンカチ、風呂敷、文具の数々や「元気が出る仏像シリーズ」と銘打ったキャラクターグッズなどは奈良土産として他では入手する事のできない品揃え。
女将のおススメお買い物スポットでもございますので、奈良でお土産に迷ったら是非一度覗いてみてくださいませね。

では、午後はかの入江泰吉氏の作品の宝庫、奈良写真美術館に向かうといたしましょう。

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この記事に対するコメント


天気がいいと良かったのに。

また楽しみにしてます。
【2008/09/09 19:09】 URL | voyagerおさむ。 #- [ 編集]


こんばんは。
あいにくの天候でしたね。
でも、良かったですか?
行く事がありましたらよらせていただきます。
また、続きを楽しみにしています。
【2008/09/09 21:55】 URL | ヤッサン #- [ 編集]

懐かしい奈良
奈良国立博物館は、かつて、わたくしも年数回という頻度でよく通いました。
当地に転居して参りましてからは、トンと足が遠のいてしまいましたが、代わりに東北の仏像というものに開眼できたかなと。

記事のアップのご連絡ありがとうございます。素敵な、そして懐かしい紀行文でございました。
【2008/09/09 22:04】 URL | Ms gekkouinn #OfOJe2kY [ 編集]


初めて、コメントさせていただきます。
奈良国立博物館、是非行ってみたいですね。
確か『泣かず飛ばず』の逸話を持ち、覇者の一人に数えられた楚の荘王や周の王朝を太公望と共に支えた周公旦に触れられると聞いては黙ってはいられません。それに雨模様で落ち着いた雰囲気が凄くいいですね。これからも、宜しくお願いします。
【2008/09/09 23:36】 URL | 勝海舟 #- [ 編集]

遠足
奈良には小学校の遠足で何度か行きました。猿沢の池・若草山懐かしいです。
【2008/09/10 10:27】 URL | DRY #Cnub/O7I [ 編集]

コメント頂き有難うございました。
>voyagerおさむ。さん、こんばんは
本当にお天気に恵まれなかったのは残念ですが、こうして雨でも楽しめるスポットがあるのは有難く、それなりに奈良を楽しむ事はできました。
なら公園の緑がしっとりと目に優しいのも、雨の日ならではの趣です。

>ヤッサンさん、こんばんは
建物の概観をグルリと眺めてみるのも一興ですが、地下の学習コーナーやカフェ、ショップを覗かれるのも宜しいかと存じます。
お楽しみください。

>Ms gekkouinnさん、こんばんは
東北にも素敵な仏様がいらっしゃるようですね。
奈良は京都に比べても時代が古いので、歴史の息吹を間近に感じられ落ち着きのある雰囲気がとても気に入っています。

>勝海舟さん、初めまして。
青銅器は殷から漢代のものまで、変遷のよく分かる展示になっています。
世界的にも稀な大きさの巨大な鼎をご覧になるだけでも価値のある場所です。
機会がございましたら、是非どうぞ。

>DRYさん、こんばんは
奈良の落ち着いた雰囲気は、学生時代に修学旅行で伺った時と同じく変わらずそのままに静かに「そこにある」事に安心感を覚えさせてくれるようです。
【2008/09/11 00:40】 URL | 江戸っ子若女将 #- [ 編集]


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建築巨人 伊東忠太

建築巨人 伊東忠太 ロドリゲスインテリーン【2009/12/19 14:59】
プロフィール

江戸っ子若女将

Author:江戸っ子若女将
東京生まれの東京育ち
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趣味の盆踊りのため夏中浴衣で過ごし,冬はラグビー観戦,春からはF1を楽しむ他、お能・歌舞伎・クラシックや相撲,オペラ鑑賞にとお江戸を跳び回る一年。
アメリカドラマ好き
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