大江戸徒然日記

大都会でありながら、未だに人情ある東京の下町生活をお伝えする江戸っ子若女将の日記です。

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東京のまんまんなかで、どっこい生きてる江戸のお盆

7月16日。今日でお江戸のお盆は終わりです。
三日前に焚いた迎え火のお作法そのままに、今度は送り火を焚いて祖霊を送り出す日がやって参りました。

送り火の日夕暮れ時、申し合わせたようにご近所さんも顔を出し、各家ごとそれぞれに揃って送り火の準備が始まりました。

まずはオガラをまずは焙烙(ホウロク)にオガラを準備火を頂きます。火のあるうちにお仏壇用に蝋燭に火を移します。
三回跨いで火の勢いがおさまって参りましたら、家族全員が順に三回跨ぎます。我が家では年功序列で歳の順。
消火のお作法消火にも作法がございまして、バケツの水を掛けたり、ホースで水を掛けたりは致しません。束ねたミソハギの枝にたっぷりと水を含ませて、上からお水を振り掛けるのでございます。

先日来、お盆のお仏壇このようにお仏壇に飾られていたお飾りは
飾りも処分ホオズキを残してまとめられ「オゴリモノ」としてお炊き上げに出されます。

その昔にはオゴリモノは精霊流しの姿もそのままに隅田川に流したようですが、川が汚れる心配から流す事はなくなったそうでございます。
母の昔にはリヤカーを引いて「おむかえ~おむかえ~」と炊き上げ業者さんが声を掛けながらご町内を廻って集めたと申しますが、現在はその姿も見られません。
今日では隅田川の川沿いにご町内毎に集積場としての祠を設け、集めて炊き上げております。

          送り火

煙が立ち上っていくと子供らは空を見上げて「神様、さよ~なら~。また来てね~」と手を振っておりました。

通りの向こうには八重洲の高層ビルのネオンが燦燦と輝く中、足元ではいつも生活に密着した光景が繰り広げられております。
新旧混在のなんとも不思議な風景は、こちらでは見慣れたもの。
時代が変わり街が変わっても、人や人の心はおいそれと簡単に変わる事もなく、そこに暮らす江戸っ子の風習はしたたかに残っているのでございます。
「どっこい生きてる」江戸っ子の暮らし振りの一旦、お分かり頂けましたでしょうか。

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テーマ:今日の出来事 - ジャンル:日記

この記事に対するコメント


時代にに流される事なく根付く大切なものを見せてもらい
改めて、自分自身も流されてはいけない
残さなければならないものの大切さを感じました。

大変面白かったです。

【2008/07/17 20:05】 URL | SGGKの人 #- [ 編集]

SGGKの人さん、おはようございます。
いつも訪問、そしてコメントを頂きありがとうございます。

田舎であれ都会であれ、人の生活というものはそうしたものだと女将は思っております。
人から人へ、親から子へと引継ぎ引き継がれていく人間の営みは、なんと強く、それでいて儚く他愛無く、そして愛おしいのでしょう。
こうして生きて、いつか土に還る。
その時になっても、こんな風に思いを馳せてくれる後人達がいたら、満更でもないような気が致します。
【2008/07/18 07:14】 URL | 江戸っ子若女将 #- [ 編集]


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江戸っ子若女将

Author:江戸っ子若女将
東京生まれの東京育ち
 平成の江戸っ子

最近ネイルに凝っています

趣味の盆踊りのため夏中浴衣で過ごし,冬はラグビー観戦,春からはF1を楽しむ他、お能・歌舞伎・クラシックや相撲,オペラ鑑賞にとお江戸を跳び回る一年。
アメリカドラマ好き
実はゲーマー
歴史好きの城マニア
城址・古戦場めぐりが生き甲斐

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