大江戸徒然日記

大都会でありながら、未だに人情ある東京の下町生活をお伝えする江戸っ子若女将の日記です。

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「こらしょ」続編 

***限定公開写真は本日を持ちまして終了とさせて頂きます。沢山のコメントをいただき、少々面映い心地が致しましたが皆様ありがとうございました。
何処かのお祭りでお会いした時にはお声をお掛けくださいませね。***


さて、予告の通り本日も隅田川を越えて、行って参りました佃島。
下駄をカラコロと鳴らし、鐘のリーンとした音を響かせながら中央大橋を渡ります。

本日の女将は昨日以上に気合が入り、浴衣は以前にご近所のお年寄りから譲り受けた物、帯板も今は亡き祖母の友人に形見のように送られた物、着付けに使った紐も亡くなった方から頂戴した物を使わせて頂きました。
踊りを愛していた方々を思いながら「念仏踊り」に参加させて頂きます。

そんな本日の女将の浴衣
          yukata 20080715 2仕上がりはこのようになりました。

では、佃の町へ。
     佃へ

川沿いの佃の街並みを抜けると最終日の本日は「まだかまだか」と始まりを待つ人々と「おしょろさん」のお参りに並ぶ人々、そして見物の方やカメラを構えた人々でごった返しておりました。

午後7時、お子さん達の踊りの時間は始まると、地元の方に「輪にしてやって」と頼まれてしまい、そろそろと踊り始めようとするお子さん達をまるでハーメルンの笛吹きのように行列を従えてただ一人踊る女将。
待ってましたと言わんばかりに撮影がご趣味の方々に沢山のカメラを向けられて本当に恥かしかったです。

そのうちにどんどんと踊りに参加するお子さんが増え大人は遠慮させて頂きましたが、終わった時には100人を超えているのではないかと思われるこの人数!輪の向こうは遥か彼方です。
     お子さんは100名以上?!
皆大人しく座って注意に大きな声で返事をしながらご褒美を頂くのを心待ちにしております。

さてこれから大人の時間と、こちらも一層の人数で踊りは始まったのですが・・・
ここでお詫び申し上げますと、女将は踊りに夢中で写真は一枚も撮っておりませんでした。
大変申し訳ございません!
少し前のものですが中央区イベントカレンダー7月でイイダ氏の歌声と動画をご覧頂けますので、是非ご利用くださいませ。

淡々と単純な動きを繰り返す念仏踊りは、一時間、二時間と繰り返すうちに無心になっていってしまいます。
いつしかイイダ氏の声と自分達の掛け声しか聞こえなくなってくると、いわゆるトランス状態に陥っていくようで、当時の盆踊りを禁止した江戸幕府の政策も理解できるような気がいたします。

最終日には仮装の方々も登場し、「そろそろ終わりにしようかね」と唄うイイダ氏の台詞に「こらしょ」ではなく「まだよ!」という掛け声が答え、笑いのうちに時は過ぎて参りました。

傍らでは「ご供養なのだから踊りなさい」とチャキチャキとした地元の方々の言葉も飛ぶのは佃っ子らしい江戸っ子さ加減。
「あんた年寄りに席を譲りなさい」と注意される大人がいたり、ビールを片手に踊る若者に「飲むか踊るかどっちかにしなさい」と言うご婦人がいたり・・・お子さんにも「走るな、喚くな」と気持ちのいいご注意が遠慮会釈なく発せられるのも今では珍しいことかもしれませんが、女将はこんな佃が大好きです。

中央区佃は江戸初期の頃に摂津国西成郡佃村、現在の大阪府西淀川区佃町から幕府によって呼び寄せられた漁民たちによって築かれた水辺の町。
それも徳川家康が摂津多田の廟や住吉神社への参詣の際に、この土地の漁師が漁船で家康の一行を渡したのが起縁というのですから、本当に縁は異なもの味なものでございますね。

関東大震災や戦争の影響を直接受ける事もなかった為、路地裏の街並み風情や江戸の下町情緒を今に残しておりますのもカメラを担ぐ方々に人気の所以かと思われるお土地柄でございます。
最近では超高層マンション郡も増え、懐かしい街並みの向こうには空にそびえる高層の建物が見え隠れする新旧混在の光景はいかにも東京らしくも感じられる一画でございます。

実は無形文化財に指定されている今回の「念仏踊り」の発祥は築地本願寺と深い関係がございます。
明暦の大火(振袖火事)によって当時日本橋浜町にあった本願寺が焼失。
その際に佃島の名主忠兵衛が幕府の許可を得て佃島住民一統が埋め立て工事に貢献し、「築地」とよばれる埋め立て地を完成。
その後、築地本願寺御堂を無事再建に導いたとのこと。

元々関西からの住民であった佃島の人々には京都本願寺の念仏踊りの記憶もあったようで、この頃に盂蘭盆会の時季に信仰に篤い住民により祖霊を慰める踊りが始まったようです。
残念ながら発祥の素と思しき京都本願寺の「チンバ踊り」は伝承されておりませんが、東京の中心地で今も伝わるこの「念仏踊り」と似たものだったのかもしれませんね。

来年も同じ日、同じ場所で変わらずこの踊りは開催されます。
江戸っ子の一人として、後々までも伝えていきたい文化の一つでございます。

踊り画像がないお詫びに本日踊り終えてからイイダ氏と語らう女将の横顔でも・・・
イイダ氏と。こんなものでご勘弁願えますでしょうか。


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テーマ:今日の出来事 - ジャンル:日記

この記事に対するコメント


浴衣姿がとても素敵ですよ。
24時間限定と言わず、ずうっとアップされたほうが皆さん喜ばれると思います。
【2008/07/16 07:26】 URL | ロング #- [ 編集]


浴衣姿、素敵ですよお。
お顔を拝見すると、若女将を身近に感じることができました。
時間延長をお願いします(^v^)
【2008/07/16 07:48】 URL | ごんごん #hE4kmW4M [ 編集]

小江戸夏祭り
川越百万灯夏まつりが、平成20年7月26日(土)・27日(日) と開催されます。
今年も、所沢から近いのでお祭りに行きますよ。
【2008/07/16 08:30】 URL | abe107 #mUrbDCB. [ 編集]


綺麗な方が写ってらっしゃると思ったら、女将さんでしたか・・v-398
どちらの芸能人の人かとずっと考えてました。
【2008/07/16 16:59】 URL | kazuhiro88 #- [ 編集]


若女将さんの正面画像を幸運にも見せて頂き、感謝感激です!
【2008/07/16 20:33】 URL | シニアiwami #- [ 編集]


若女将の写真を見られてラッキーでした。
とても素敵です。
素敵といえば、注意が飛び交う佃の雰囲気もいいですね。
【2008/07/16 21:52】 URL | 西森憲司 #- [ 編集]


わぁー かっこいい!&かわいい!
【2008/07/17 00:18】 URL | くじら #- [ 編集]


とても粋で綺麗な方ですね。さっぱりとした江戸っ子って感じです!
踊りや町の歴史、勉強になります。
注意出来る大人がいるというのもいい町ですね!
【2008/07/17 01:00】 URL | 沖縄ペンギン #- [ 編集]

コメント・・・ありがとうございます。
運悪く?画像を見てしまわれた皆様、お目汚しにも関わらず暖かいコメントを頂きありがとうございます。

>ロングさん、こんばんは
お褒め頂き恐縮です。ずっとUPしておく・・・度胸がないので今回はご勘弁下さい。

>ごんごんさん、いつもありがとうございます。
身近に感じていただけましたか?そういう効果があるのですね。
こんな女将ですが、今後ともよろしくお願いします。

>ABE107さん、こんばんは
大江戸ならぬ小江戸のお祭り、是非詳細のUPを楽しみにしております。

>kazuhiro88さん、こんばんは
お上手ですね~こんなものでよろしかったでしょうか。

>シニアiwamiさん、いつも訪問ありがとうございます
いや~恥ずかしいものですね。どこかでであったら是非お声をお掛け下さい。

>西森さん、こんばんは
お褒め頂き恐縮です。
下町のそういったところ、私も大好きです。

>くじらさん、こんばんは
か、か、かわいいですか?!
結構いい年なのですが、いつまでも年齢不詳でいたいです。

>沖縄ペンギンさん、こんばんは
ありがとうございます。
自分自身も注意できる大人でありたいと思っております。
【2008/07/17 01:39】 URL | 江戸っ子若女将 #- [ 編集]

来年は是非
残念ながら今年は行けませんでした。
来年は是非浴衣を着てはせ参じたいものです。
伝統をなんとしても守って後世に伝えようという心意気。
いいですね~
女将の素敵なお姿も拝見でき今度お目にかかった時は声をかけさせて頂きますね。
【2008/07/18 18:38】 URL | kokeobasan #- [ 編集]

こんばんは
念仏踊りは長野県や愛知県の奥に残っているものと思っていましたが、
佃にもあるとは素晴らしいことですね。
本願寺の踊りが伝わったとは知りませんでした。

司馬遼太郎の小説に、雑賀孫市が織田軍を撃退した祝いに、
錆刀を振り回してチンバ踊りを踊ったとありました。

佃は場所も近いですし、来年は是非、見に行きたいものです。
【2008/07/18 23:05】 URL | 猫アリーナ #/8nqih4Y [ 編集]

コメントありがとうございます。
>kokeobasanさん、こんにちは
女将も来年も参加させて頂く所存でおります。
是非浴衣でご一緒致しましょう。

>猫アリーナさん、こんにちは
リサーチが充実されている猫アリーナさんですから、すっかりご存知の事と思っておりました。
来年は是非!踊りにも挑戦してみてくださいね。
【2008/07/19 13:38】 URL | 江戸っ子若女将 #- [ 編集]


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プロフィール

江戸っ子若女将

Author:江戸っ子若女将
東京生まれの東京育ち
 平成の江戸っ子

最近ネイルに凝っています

趣味の盆踊りのため夏中浴衣で過ごし,冬はラグビー観戦,春からはF1を楽しむ他、お能・歌舞伎・クラシックや相撲,オペラ鑑賞にとお江戸を跳び回る一年。
アメリカドラマ好き
実はゲーマー
歴史好きの城マニア
城址・古戦場めぐりが生き甲斐

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