道後温泉本館では、入館料金にはいくつかのコースがございます。
1:リーズナブルなのは「神の湯」という大浴場を利用するだけのコース
脱衣所にはセルフサービスのお茶が用意されており、お茶碗は自分で洗います。
銭湯感覚で地元の常連さんと思しき方、お時間のない方はこれでしょう
(大人400円小人150円、60分)2:同じ「神の湯」の入浴と二階の大広間での休憩を組み合わせたコース。
浴衣と湯上りのお茶とお煎餅のサービスが付き、同じ60分間で大人800円小人400円。3:同じ60分間で二階大広間の休憩付き、更に「霊の湯(たまのゆ)」という小さくとも落ち着
いた浴場を利用し、時間があれば「神の湯」への入浴もできるというコース。
2とはちょっと差をつけて、タオルも無料貸し出しで、お茶は天目台に乗ったお茶碗で
お煎餅とともに供されます。
また、「又新殿(ゆうしんでん)」という天皇陛下がいらした時に利用された皇室専用の浴室
も見学できます。大人1,200円小人600円です。4:そして一番贅沢なのが、三階個室のコース。
こちらは3と同じく「霊の湯」「神の湯」の入浴。「又新殿」の見学と浴衣・貸し出しタオル、
輪島塗の天目台に砥部焼きのお茶碗でお茶が供されるのは同じですが、
お茶菓子は名物の「坊ちゃんだんご」です。
利用時間も1時間20分と長めで、三階の「坊ちゃんの間」も見学できます。
料金は大人1,500円小人750円です。どうせ行くのなら是非個室を利用してみたいもの、と思っておりましたが、数に限りがあり利用時間も他に比べて長めなので、タイミングが合えばラッキーなもの。
何度も通っても入れた事がないという方もいて、難しいと聞いておりました。
ところが!女将はこの個室に入れたのですよ!四国で一つ目のラッキーです。
諦め半分に「個室はないですよね?」と伺ったところ、「一部屋だけ空いていますよ」の言葉に小躍りしながらチケットを購入し、時代を感じさせる木製の下駄箱に靴を預けて廊下を突き進みました。
この廊下ですが、「神の湯」のある一階は木の廊下でございましたが、その先に進みますと敷物が敷かれております。
縦に三筋に青・赤・黄色の三色が何処かの国の国旗のようでしたが、上記の2のコースは青色、3が赤色、4が黄色のエリアに入れるといった具合になっておりました。
この先、場所によって色が変わって参ります。
*湯上りに寛いでいらっしゃる方ばかりですので、この辺りの写真は遠慮させていただいております。ご了承くださいませ。
階段の上り口には案内の方が立ち、チケットにちらりと眼をやりつつもにこやかに案内をして下さいました。
木製の少々急な階段をえっちらおっちら三階に上がりますとエプロン姿ではありますが、忙しそうに立ち働く女性が旅館の中居さんよろしくお部屋に説明と案内にやって参りました。
なんと女将、一人であるにも関わらず、一番広い部屋に案内されてしまった事をこの時に知りました。

廊下の左右に個室がございます

こちらが女将の通されたお部屋。
まずは浴衣に着替えて荷物を鍵付きのクローゼットに仕舞い、インターフォンをピンポーンと押すと前述の女性が現れ、「霊の湯」へと案内してくださいます。
石造りの浴場では嫁ぎ先の広島からフェリーでいらしたという松山出身の女性と二人、語らいながらのゆったり入浴です。
お湯は柔く、のぼせがちで江戸っ子の女将は長湯が苦手ですが、すぐに体の芯からホコホコと温まりました。
部屋へ戻ると、早速前述のお茶と「坊ちゃんだんご」が運ばれて参りました。

温目のお茶が湯上りに嬉しい一杯です。
畳のお部屋で坊ちゃんの見上げた空を眺めながらゴローンとしたいところですが、うっかりと寝過ごしてしまいそうなので、一息おいて促されるままに今度は下の「神の湯」へ。
こちらは「霊の湯」とは打って変わった大浴場の雰囲気です。
女将のように観光で来ている方ばかりではなく、「おっとろっしゃー」(おどろいた、の意でしょうか)等と地元のものと思しき言葉も飛び交います。脱衣所で寛ぎ井戸端会議を繰り広げるお年寄りのグループも。
ポケラ〜と三階の窓から道後を行き交う人や人力車を眺め、着替えてから帰り掛けに漱石ゆかりの「坊ちゃんの間」と「又新殿」を見学。
「又新殿」は現在は皇室の方は別の旅館に行かれるので利用されていないそうです。
プールのように深くて広い浴室も、今までに一度も使われていないというお手洗いも、見学の施設となり、専用の立派な門も開かずの門と化しているのは勿体無いですね。
四国で一つ目のラッキーに恵まれ、ゆっくりと道後のお湯を堪能して英気を養った女将は、温泉に後ろ髪を惹かれつつも松山の初日を満喫すべく本館を後にしたのでございました。
ここまで来ても初日の半日。長くてごめんなさい。松山の旅、まだまだ続きます。

はじめまして。
路面電車に乗って道後温泉なんて風情があっていいですね。
羨ましいです。
【2008/05/21 07:36】
URL | ジョニー #- [
編集]
こんにちは。
当ブログへのコメント有難うございます。
また遊びに来てくださいね。
北にばっかり行ってなかなか機会がありませんが、道後温泉は一度行って見たいんですよね〜。坊ちゃん団子も食べたいし〜。本館を利用するならやっぱり個室を利用したいところですがやっぱり人気なのね。女将さんはラッキーでしたね。
【2008/05/21 08:49】
URL | ワンとも #Hz8HZXwc [
編集]
先日お邪魔したら、お写真が見られなくて残念でしたが、
今日はバッチリ拝見しました。
松山は良いところですね。
古きよき時代にタイムスリップしたみたいです。
古い造りの建物や街並みをみるとホットします。
【2008/05/21 17:46】
URL | 琳子 #- [
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コメントありがとうございます。
>ジョニーさん、はじめまして。
路面電車のある町は独特の風情があって楽しいものですね。
バスとは違った雰囲気にワクワクする気持ちも高まります。
>ワンともさん、こんばんは。
本当にラッキーでした。道後温泉は本当にいいお湯でしたよ。
街中も良いですが、こちらの温泉に宿泊するのも魅力的に思います。
是非いつか行ってみてくださいね。
>琳子さん、お久しぶりです。
写真が見れるようになりよかったです。何度も足を運んで下さり、ありがとうございました。
松山には未練も残っているので、是非もう一度行ってみたいです。
【2008/05/22 02:34】
URL | 江戸っ子若女将 #- [
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