大江戸徒然日記

大都会でありながら、未だに人情ある東京の下町生活をお伝えする江戸っ子若女将の日記です。

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江戸っ子若女将四国を行くシリーズ~大洲編その2 できたて大洲城

一周年を迎えて宿題を消化すべく、本日は久し振りの四国編の再開でございます。

念のために申し上げておくのですが、続きますこれは昨年6月の出来事。
その後、数回に渡り四国へと飛んでおりますので、掲載はまだまだ長くなりそうです。
なお、過去の記事につきましては、左のカテゴリーから「四国編」をご覧くださいませ。

前回は大洲でのお話が始まったばかり。
続編の再開は大洲城天守閣の訪問からスタートいたします。

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お城マニアの女将のこと、何処に参りましても城址は外す事は出来ぬスポットでございます。

天頂部に照りつける日差しは真夏のようで、お菓子屋さんの軒先で坊主頭に黒々と庇の影を落とした学生さんが、手にしたアイスキャンディーが溶けていくのと競争するようにぺロリと平らげるのを見やり、ちょっと羨ましい。
水色のソーダ味、ガリガリくんかな。

天守閣を見上げる曲がり角で、自宅跡をお訪ねできなかった藤樹先生のご案内。
大洲 中江藤樹の足跡こちらからは段々に急になる坂道が続きます。

肘川から遠く眺めやりました大洲城へ。
山城ではございませんので小さな学校の裏山程の丘の上にある天守閣ですが、それでも平らなアスファルトに慣れた身には坂道はきつく感じられてしまいます。
噴出す汗を拭いつつ銅像道なる坂を上って参りますと、中腹で中江藤樹先生のお出迎えがございました。
        中江藤樹像
残念ながら生家へお邪魔する事はできませんでしたが、こちらでご尊顔を拝し、ちょっとばかり気を取り直した女将。
隣の藤棚の下で一息付いておりますと、川風が心地好い馳走となって参りました。
見上げればもう目の前の大洲城天守閣。
        大洲城天守閣

どっこいしょ、と腰を上げて辿り着いたそこは、遮る物も無く吹き上げる川風が本当に気持ちがいい!
今頃の時期でしたら、きっと寒くて敵わないことでしょうね。
来る道はすれ違う方も僅かに芝の刈入れをなさる作業服の方のみでしたが、天守閣の前では吹く風も涼しく、僅かな木陰でスケッチブックを広げる方々もいらっしゃいました。
        大洲城天守閣2

白壁の美しい小さな天主は、実は平成16年に債権された存外新しい建造物でございます。
それが証拠に中へと足を踏み入れますと木の香りが鼻腔を擽って参りました。
 大洲城内2 大洲城内
同じ新築でも現代的な建物のホルマリン臭さとは全く違った気の香り。

新しい物ではございますが、セメントの打ちっぱなしなどで囲まれた資料館もどきの天守閣とは違い、こちらは贅沢にも国内産の木材を使用して再建された木造建築。
和釘から製作されたその技術に関心し、受け継がれた伝統技術の木組みの美しさにボンヤリと眺めておりますと、熱心に手すりを磨く女性の方が手を休めて話しかけて下さいました。

「今日は暑いでしょう。一番上に行けば涼しいよ。こんなもんじゃない、いい風が入るよ。」
その言葉に誘われて最上階へ。
上層は女将の部屋ともかわらない小さな空間ですが、四方の窓を吹き抜ける風は押されて進めないほど。
汗にジットリとした全身にしみる様な川風。

小城でありながら、小早川隆景、藤堂高虎、脇坂安治、加藤貞泰・・・といった名のある武人たちに縁の城。

肘川を見下ろし、大洲の町を眺め渡せば、緑濃い山々も日に映えて絶好のロケーションでございました。



愛媛編はみかん色で。
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高松もやはり寒かった

お久し振りでございます。高松に行っておりました。

12月とはいえ、夏には降り立った高松空港でまるでハワイに上陸したかのような熱気に驚いた女将にはすっかり南国のイメージの四国。
ですが、やはり冬は冬。寒いのですね。

往路の機内から覗いた下界では、この間まで黒い緑に覆われていたそちこちの山々が、赤や黄色のカラフルな色彩に変わり、思わぬところで紅葉を楽しませていただきました。
こんもりと色取り取りの木々を纏った山は、上から見下ろすとまるでお菓子でできているのではないかと思うほど。
鮮やかな色彩に天を目指す木々の一本一本が浮き上がって見え、足元が黒く緑色の塊であった夏の山とは全く違った印象です。
大いなる自然の演出に、紀伊半島、中国地方、瀬戸内の海を跨いで四国へ、と窓から見下ろすうちに気付けば飛行機は高松空港に到着しておりました。

一時間二十分の空中散歩。
今までに無く風の強い日で揺れた飛行機でしたが、それも気にならぬほど景色に夢中のうちに時間は過ぎ去っておりました。

飛行機を降りた瞬間には、うわ!暑い!

日差しのせいもあるのでしょうが、南では暖房の設定温度は高めなのでしょうか。

外へ出ると吹きすさぶ冷たい強風も心地よく思われる程に、雲も蹴散らされた空は青く、夏ほどではなくとも日差しの強い高松でございました。

初夏の頃には、「まだ7時なの?」と驚くほど日の長かった四国ですが、やはりこの季節は日のかげるのも早いようで、夕方からは冷たい風に首を竦める一日。
山の方では雪が舞っていたようですので、吹き下ろす風の冷たさもまた違うのですね。
身にしみる冷たさは東京よりも寒く体感されるのでございます。

やはりこちらでも、冬は鍋かな、と魚屋さんで見た事のないお魚を手に首をかしげる女将でございました。

明日はお約束の「三の酉」のご報告、そして暫く間の空いてしまっている四国シリーズも再開の所存でございます。



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江戸っ子若女将四国を行くシリーズ~大洲編その1 大洲到着目指せ肱川!

愛媛県大洲市。
県の西部に位置し、肱川(ひじかわ)一帯の中心都市で、実は鎌倉以前から開拓が進んでいた地域。

魚梁瀬山(やなせやま)のドルメンやストーンサークルも興味深いものがございますが、この度は城好き女将にとって一番の歓心事である大洲城と中江藤樹ゆかりの場所へ。

伊予大洲駅に降り立ち、真夏のような暑さの中ひたすら城を目指して人通りの少ない道を汗を拭き拭き歩いていると、植木の手入れをされていたご婦人に呼び止められました。
「お姉さん、何処から来たの?そりゃあ遠くからだね。日陰を行きなさいよ」と、どうやら慣れない標準語を駆使して話しかけて下さった様で、四国の方の「御接待精神」を垣間見た思いが致しました。

鵜飼と申しますと、岐阜、長良川のイメージが強くございますが、肱川も日本三大鵜飼の名所である事を今回の旅で初めて知りました。
肱川橋から大洲城を望むと大洲城と肱川
木陰にチラリと見える平山城。清流肱川には沢山の屋形船が停泊しておりました。
前述のご婦人によりますとシーズンともなれば、紅提灯を掲げた船が行き交うそうでございますよ。
シーズンでないのが残念です。

大洲城 南隅櫓天守に向かう前に、南隅櫓を訪問。
小さな敷地はベンチの置かれた憩いの場所となっており、高校生が長閑にアイスキャンディを手に集っていたのが本当に羨ましい暑さでございました。

さて、この近辺に中江藤樹の生家「至徳堂」があるはずなのですが・・・見つかりません。
駅で頂いたイラストマップで見ると高校に面しているようなのですが、前述の高校生諸君の通っていると思しき大洲高校の周りをぐるぐるグルグル・・・一体全体どこなんでしょう?

暑さに頭をやられたのかと、ふと不安が過ぎり通りすがりの学生さんに尋ねたところ、なんと高校の敷地内にあるので用務の方をお訪ねするようにとの事でございました。

校舎に向かいましたがタイミング悪しくご不在のようで、クラブ活動に精を出す学生さんを尻目に勝手に立ち入る訳にもいかず断念。
女将、四国で最初の無念でございます。

では、気を取り直して天守を目指す事にいたしましょう。
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江戸っ子若女将四国を行くシリーズ ~内子から大洲へ

さて、少々間の開いてしまった四国漫遊記?ですが、内子の街を後にする所からお話は続いて参ります。

内子の街並みを抜け、次第に現代生活を思わせる世界に変わっていく通りを内子駅へ。
内子駅前 こちらは駅前のSL内子駅前 SL

降り立った時と同じように鎮座している「ちゃがまる号」に、もはや懐かしさのようなものを覚えながら駅に向って参りますと、お隣の観光案内から見覚えのあるちゃがまるのドライバーさんが顔を出して下さり、「この後、大洲へ向かうつもり」と話していた女将に電車の時間を案内してくださいました。
電車の時間に間に合うかと心配して様子を見ていてくださったのかと思うと、有難いお心遣いです。
一人の旅はこうして思わぬ心遣いを頂く事も有り、旅先で人様の優しさに触れると有難さは身に沁みて嬉しく感じられます。

別れと感謝を告げて、高校生ともまごうべき若い女性の駅員さんから切符を購入。

街を見渡せるホームに一人立つと風も爽やかで、なんとも言えぬ幸福感がございました。
素晴らしかった内子の街並みは残念ながらここから見る事はできず、よくある田舎町の風景ですが、これが内子の味なのだな、と短かったけれど街を、人を、堪能できた事に喜びを感じる内子の滞在でございました。

ぼんやりとそんな事を考えるうちに、ホームにたった一人いる女将のためだけの「まもなく電車がまいります」のアナウンス。
初々しかった改札の彼女の声に、思わず頬が緩んでいるところへ予讃線の到着です。

こちらが二両編成の予讃線普通列車yosasen ワンマンの車内

平日昼間のワンマンの車内は閑散として、野道をのんびりと長閑な音を立てて走って行きます。
まだまだ歴史への旅が続いているかのような懐かしさの中、列車は女将を大洲の町へと運んで行きます。

次の大洲ではどんな出会いが女将を待ち受けているのでしょうか
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江戸っ子若女将四国を行くシリーズ~内子編 その6 ビールの父宅へ

少し間が開いてしまいましたが、内子編まだまだ続きます。

内子座を後にした女将がちゃがまるのドライバーさんから「必ず立ち寄りなさい」とおススメ頂いたので、内子で最後に立ち寄ったのが
          内子 高橋邸

こちらの石垣も眩しい純日本家屋の甍も輝く高橋邸。

こちらのお宅が内子で生まれた高橋龍太郎翁の生家でございます。

高橋龍太郎翁は、1785年内子で生まれ、内子聖人と呼ばれた教育者である父吉衛氏の教育の元に育ち、後に1898年から7年間ビールの製造研究のためにドイツへ留学。
以来半世紀に渡って国産ビールの製造に情熱を注いだ我が国ビール業界の功労者。
そう、あのアサヒビールの生みの親たる方でございます。

ビール業界のみならず、戦後には日独協会会長、日本商工会議所会頭と経済界の巨頭として君臨され、かの第三次吉田内閣時代には通産大臣として日本経済の復興に携わった方。
1964年にはそれらの功績により勲二等旭日重光章を叙勲された内子の巨星でございます。

こちらが叙勲時のご本人像高橋龍太郎翁

お屋敷はご子息により古き良き建築もそのままに内子町に寄贈され、現在は見学をさせて頂けます。

 内子 高橋邸2 内子 高橋邸3 内子 高橋邸4


古いお屋敷を見学させて頂く機会はございますが、こちらはズシリと明治・大正・昭和を生き抜いた翁を感じさせるような趣のあるお屋敷でございました。

次は大洲のに向かいます。
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プロフィール

江戸っ子若女将

Author:江戸っ子若女将
東京生まれの東京育ち
 平成の江戸っ子

最近ネイルに凝っています

趣味の盆踊りのため夏中浴衣で過ごし,冬はラグビー観戦,春からはF1を楽しむ他、お能・歌舞伎・クラシックや相撲,オペラ鑑賞にとお江戸を跳び回る一年。
アメリカドラマ好き
実はゲーマー
歴史好きの城マニア
城址・古戦場めぐりが生き甲斐

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