大都会でありながら、未だに人情ある東京の下町生活をお伝えする江戸っ子若女将の日記です。
ここまで来れば本望、ですかね
環境が変わってからも皆様のご心配をよそに女将の道楽は続いております。
本日はこのような舞台に。
お分かりになりますでしょうか

こちらは千代田区隼町。
あの国立劇場の舞台から眺めたお座席でございます。
連休初日の明日11月21日は「東京発・伝統WA感動」なる伝統芸能フェスティバルの一公演でございますが「
東京・江戸の賑わい」とタイトルされました公演の中で過去にもご紹介させていただきました
佃の念仏踊りで参加させて頂く運びとなりました。
小劇場とはいえ、まさかに女将の人生に「国立の舞台を踏む」などという晴がましい日がやってくるとはついぞ思いもよりませんでしたが、趣味の盆踊りもここまで来れたら正に「本望」と申すべきものでございます。
本日は明日に備えてのリハーサル
本番中は写真・ビデオなどの撮影はできませんので、せめてリハーサルで眺めた舞台からの景色、そして舞台に立たなければ滅多にお目に掛けることもできないであろう緞帳の裏側を皆様にもお見せ致しましょう。

ちょっとは女将の気分を味わっていただけましたでしょうか?

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11月・・・でございますよ?
テレビニュースなどでご覧になられた方々もいらっしゃることと存じますが、11月12日は天皇陛下のご即位20周年記念行事がございました。
前日は大雨に祟られ、ダウンジャケットもシーズンデビューを飾る東京の寒々しさでございました。

寒さに背を丸めて半纏姿が向かうのは皇居前広場でございます。
雨は上がったものの曇り空の下、11月だと言うのにあちらからもこちらからも続々と集ってくる半纏姿に振り返る人も多く、平日の八重洲・丸の内は浮き足立った雰囲気でございました。
もちろん女将も使い捨てカイロを忍ばせて行って参りましたよ
先頭を行くこちらが我が日枝神社を代表して参加いたしました菊のご紋を配する八重洲鎧町の神輿でございます。

左右には沢山の県の幟が立ち並び、アンテナショップさながらに物産市が開催されており、皇居を囲む内堀通りには地方からも沢山の団体さんがパレードを繰り広げておられました。
寒さに手もみしながらも女将達の心は熱くワッショイワッショイ!
地域でも入手困難であった内覧入場券をゲット致しました母上は、入り口ゲートでペットボトルを没収された事に少々消沈しながらも「えぐざいる」ってのを見てくるよ、とビックビジョンが構える不思議な光景の二重橋へと消えて行きました。


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早いもので…

今年もお邪魔しております。
大試飲会「日本酒天国」は今日も昼間から盛況でございます。
チョコレート?
期間限定車両の茶色い山手線です
カワイイな
どうせなら外装だけでなく、内装も百年前の仕様にしてほしかったかな。
歌舞伎へGO!
ゴールデンウィークの前後に掛けて長のお休みを楽しんでおりました。
そんな五月のある日。
五月晴れのホコホコとした陽だまりに、ついうっかり猫のようにソファに丸くなってしまいそうな昼下がり。
ちょっと「息抜き」、のつもりが羽を伸ばし過ぎてすっかり「骨抜き」の状態でおりました女将の眼を覚ましたのはお友達からの一本のラブコールでございました。
「姉さん、いつ帰って来るの?明日の歌舞伎の切符があるんだけど、行かない?」
!!!!
五月と言えば「団菊」でございますね!
とハッと我に返って取るものもとりあえず荷造りに取り掛かり、文字通り飛んで帰って歌舞伎座に駆けつけた女将でございます。

改装のために一時休館を余儀なくされる歌舞伎座。
その独特の佇まい、門をくぐるとつづく赤絨毯、二階の天井の低さも、つややかに光る木目の美しい手摺りや柱も、「これぞ歌舞伎座!」という他の劇場にはない趣き。
休館まで一年を切り、「歌舞伎座さよなら公演」と銘打って上演がなされている昨今は、その雰囲気を味わおうという沢山のファンの方々で大変な賑わいを見せております。
休憩時間のお食事も楽しみの一つなのですが、この度は急ぎ駆けつけた女将にはお食事の予約や、お弁当の手配をするような時間的な余裕がなく・・・
歌舞伎座内で一番スピーディに、混雑にさらされずにお腹を満たすことのできる3階へ

このカレー坊やが目印のカレースタンドでは家庭的なお味のカレーを即座に頂くことができます。

お皿にチョコンと添えられたこのスプーンもなかなか可愛らしいものでございましょ?
あっと言う間にぺロリとお腹を満たした女将一行でございましたが、何やら香ばしい匂いに誘われて、同じ3階の一角で、こんな物を見つけてしまいました。
辛い後には・・・と頂いたのは「歌舞伎座さよなら公演記念」の限定鯛焼き。
紅白のお餅の入った鯛焼きは、なかなかボリュームのあるお品でございましたよ。

これもデザートに、と平らげた上で、母上にお土産にした次第でございます。
午後九時、改装までのカウントダウンの電光掲示が、すっかり夜の色に染まった銀座に輝いておりました。


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新しい朝が来た
寒さが和らいできた頃から、また朝のジョギングならぬ朝のお散歩を再開いたしました。
夏の時分に比べてまだまだ日の出の時刻が遅いので時間帯は少々遅くなってしまうのですが、それでも朝の空気は清々しいものでございます。
桜の頃には、今日か明日かと毎日の開花ぶりを確認しながら、日に日に膨らみ色付いていく桜と、まるでご近所付き合い。
日本橋に連なる桜通りはもちろんのこと、隅田川の岸辺やそちこちの公園から、ちょっと足を伸ばして皇居や浜町、門前仲町まで、あっちはどうか、こっちは咲いたかと桜前線を目で追うように毎日の桜の成り行きを巡って楽しんでいたものでございます。
そんな女将の朝のお付き合いの一つがラジオ体操。
昨年の夏に通りすがりに「ちょうど時間ですからご一緒にどうですか」とお誘い頂いてから、時間の合う時に参加させて頂く様になりました。
桜を追いながらも、佃で、月島で、新川で、冨岡で、鉄砲洲で、とその日にタイミングの合った場所でお付き合いさせて頂くラジオ体操スポットも増えている今日この頃でございます。
この日には、最初に女将がお誘い頂きお馴染みの新川は越前掘公園。
おや?と思いましたら

朝から寝ぼけ眼の新人と思しきサラリーマンが二人、寒さに足踏みしながら午後に備えてお花見の場所取りに来ておりました。
春休みの子供達も参加しているシーズン。
それ以上シートを広げられては、困るのではないかしらん、どうしたものか・・・と思っておりましたら白い帽子に白いズボンのラジオ体操会の方が声を掛けられました。
「これから、ラジオ体操なんですよ。一緒にいかがですか」と。
ニコニコと笑顔でおっしゃるのは昨年女将を誘ってくださったのと同じTさん。
この邪気のない笑顔と人懐こさは、やはり彼等をもヤンワリと巻き込んでしまったようで。
迎えるお馴染みの面々とも笑顔で挨拶を交わし恥ずかしそうに照れくさそうにしながらもコートを脱ぎ捨て、広げかけのシートを隅に押しやって、この日は珍しいスーツ姿に革靴の参加者のご来場とあいなりました。
邪魔だからどいてください、シートを広げるのは後にしてください、等とはおっしゃらずに「どうぞ、いっしょにやりましょう!」と誘う快いTさんの対応振りがその場に快い空気も作り上げます。
尊敬すべきTさんのお人柄です。
お転婆盛りには「ラジオ体操なぞ運動のうちに入らない」と思っておりましたが、
背を反らすと青空をバックにほころんだ桜が眼に入り、伸ばした手の彼方に鳥が舞い、朝の空気を胸一杯に吸い込むうちに、体が次第にほぐれて温まって参ります。

運動する機会も少なくなった身には、気持ちの良いストレッチ。
こうした気持ちよい人付き合いもあれば、朝の清しさは尚更でございます。
まだ大きな声で「新しい朝が来た〜♪」とは歌えない女将なのですが、ね。

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そこのけそこのけ着物が通る
サボリ過ぎてしまいましたね。
四月の出来事を順にお送りいたします。
まずはお花見を堪能させて頂きました、女将にとりましては毎年恒例となっておりますこちらの話題からご報告申し上げます。
この度の召し物は桜のイベントに因んで、普段はあまり着ない色のものを選んでみました。
春らしいのでしょうか

目的地の九段下は駅から人だかりが続き、歌に歌われた坂道ではカメラを片手にした方々がそちこちでシャッターをきりながら徐々に皇居北の丸へと吸い込まれていきます。

あちら側のお堀に映える桜も素敵でしょうね。
女将の目的地は向かい側のこちら

沿道は人で埋め尽くされ、数え切れないほどの屋台が続く靖国神社でございます。
折りしも4月の第一金曜日、うららかな陽気のこの日はお花見を目的に集まった方々でごった返している境内でございます。
屋台を冷やかしながらも「そこのけそこのけ着物が通る」と掻き分けずとも避けてくださる皆様のご好意に甘えつつ、境内を目指しました女将の行く先はこの時間はチケットなしで入ることの出来ぬ本殿の神楽殿

今年もやって参りました靖国神社の夜桜能でございました。
昨年は風の強く肌寒い日、一昨年は大雨に当たり日比谷公会堂での公演へ変更になってしまった靖国神社の夜桜能。

こんなにも咲き誇る桜の下で拝見できますのは滅多にないタイミングの良さでございます。
お花見の喧騒も、空を飛ぶヘリコプターの大きなプロペラ音も気になっておりましたが、火入れ式が始まり、開始を告げるお調べが夜空に響き渡りますと、会場は水を打ったように静かになり、都会の喧騒は遠く遠く聞こえなくなっておりました。
笛の音に身を預けゆっくりと引き込まれていく幽玄の世界に、やっぱりお能が好きだなぁと心が震える一瞬。
幕開けは舞囃子、野村万歳さんの狂言「鈍太郎」に続き、桜の木の精の物語である能の演目は「嵐山」
始まってしまえばあっという間のひと時でございました。
終わって見上げる夜空に、火に浮かぶ能舞台

余韻を楽しみたいところですが、一歩外に出ますと夕方の沿道は足の踏み場もない程に既に盛り上がっているお花見道中。
どんな方法であれ、桜の国の人々はやはり桜を愛でるのがお好きなようですね。
帰りも又、「そこのけそこのけ着物が通る」と自然と道は拓け、混雑ながらも屋台を覗き雰囲気を楽しみながら後にした靖国神社の一夜でございました。

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